建築士は悪人か?

6月の法改正に思う





2007年04月14日(Sat)
建築士は悪人か?
今年の6月の建築基準法の改正内容をご存知ですか?

といっても建築の設計を職業としている関係者だけが騒いでいるだけですが、どうしても許せない大きな一点があります。

それは良心に基づいて設計を毎日進めているつもりなのに法令自体が性善説ではなく性悪説を前提にした体系に変えられてしまうと言いたい内容になっているからです。

ピアチェックという格好のいい言葉で表現されているようですが、法改正前までは構造計算を審査する例えば役所の構造担当者と設計者としての一対一で計算方針を議論してお互い確認しあえば審査は通過しました。

ところが法改正後からはさらに第三者機関に適合性判定と称して構造計算の審査を受けることになります。

もうすでに法改正前夜ということでその予行演習かのようなチェックが開始されている行政にも出くわしていますが、ほとほと時間が掛かることには困り果てています。

厳格な審査をした第三者はその意見に責任を持ってくれるのでしょうか?

適合性判定に要するお安くない費用をなぜ建築主に負担させるのでしょうか?

なぜ評価認定ソフトを使った構造計算ならば費用が安価なのでしょうか?

設計監理者という立場に何をもって資格を認めているのでしょうか?

このような厳密な審査を受けなければならない建物規模のボーダーラインが柱間隔6m以上というのも困ったものです。

何故かと言うと公共性の強いものだけでなく小規模なものまでもその対象になってしまうからです。

専門家にしか理解できないような話題で恐縮ですが、問題山積みのままで規制強化だけに走ってゆくやり方は賛成できません。

設計者も意見を持ち選挙権を持つ個人であり国を支える納税者であることを忘れずに、
設計者一人一人に対する評価の方法を法的に盛り込んでいって欲しいものです。


また建築主の意見を代弁する設計者ではいられなくなってしまうのは困ったものです。







   




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カレンダ
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