瑕疵を自然に防ぐ

建築士法の知られざる世界





2006年04月24日(Mon)
瑕疵を自然に防ぐ

スタンドランプ(アップル)




今日はというか今日も堅い話題で恐縮です。(本当は柔らかい話題が好き)
現場進行中に施主さんから頂いた意見で綴っているこのブログですが、ときとして辛辣に受け止めなければいけない場面もありました。
そのメールの内容をここに照会しても良いのですがご本人の思いと食い違っていると失礼ですので控えておきます。

かの偽装事件が起きた一因には建築士の義務である建築主への報告をしなかったことが上げられます。
(もっともこの事件は報告なんてのんきな表現で伝わるような状況ではなかったようですが)

意外と知られていないのがこの「報告義務」、建築士は建設会社と一体のもの、その管理下にある仕事と理解しておられる方は少なくはないはず、ところが本当はまったく逆の「正義の味方」。

現場が包みの中にある御菓子のように食えない菓子(瑕疵)にならないように未然に対処するのが建築士さんの仕事の一部に含まれているのです。

ところがこの御菓子、上手に建築主に渡さないと誤解を生む菓子でもあるのです。
まさに今、現場で行われている瑕疵を生む状況を伝えられた建築主は尋常な気持ちではいられないのです。
そりゃ当然でしょう!これから出来上がる大事な宝を一生かけて面倒見るのは自分なのですから。

そんな場面には、ときには建築主の気持ちを思いを込めて工事担当者に伝える心技も血の通った監理。
また冷静に淡々と粛々と工事の軌道修正に立ち合って建築主と見守るのも血の通った監理です。
そしてもちろん、設計時に考えていた竣工後の出来映えに狂いがないようにレールを外さない監理も重要です。






   




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カレンダ
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